先日のエントリーで紹介したLeadership Labで学んだ二つ目のテーマはMaximizing Team Effectiveness。
同テーマにおいては、Stanford GSBで5年間の間Leadership Developmentのカリキュラム作りに大きく貢献した、現Wake Forest University 教授のEvelyn Williamsが提唱するTPR Modelというフレームワークを用いて、いかにしてチームの生産性を高め、チームを成功に導くかを学んだ。
同テーマにおいては、Stanford GSBで5年間の間Leadership Developmentのカリキュラム作りに大きく貢献した、現Wake Forest University 教授のEvelyn Williamsが提唱するTPR Modelというフレームワークを用いて、いかにしてチームの生産性を高め、チームを成功に導くかを学んだ。
TPR Modelとは、簡潔に言うと、チームの生産性を最大限に発揮するためには、Task、Process、Relationalの3つにバランスよく注意を払うべきという考え方。それぞれの(実行すべき事項の)具体例は以下のとおり。
T – Task
- ゴール及び成果物を設定する
- リソースを適切に分配する
- パフォーマンスをモニターする
- スケジュールをモニターする
- 作業を調整する
- 各メンバーの責任を明確化する
P – Process
- プロセスマネジメント
- チームの力学を理解する
- グループが従うべきルールを設定する
- 意思決定プロセス
- 新しいアイデアを広く受け入れる
- 正式な意思決定方法(過半数、全会一致等)に関して合意する
- あえて反論する(play devil's advocate)
- コミュニケーション
- 皆が発言・貢献する
- メンバーの発言をよく聞く
- 重要なポイントを簡潔に伝える
- コンフリクト・マネジメント
- 不愉快にならない形で反対する
- 必要に応じて妥協する柔軟性/用意を示す
- 意見の不一致を特定し、調停する
R – Relational
- メンバーに理解を示す
- メンバーを動機付ける
- 建設的なFeedbackを与える
- 協力する
- メンバーへの共感を示す
- 何事もやればできるとポジティブに考える
- 声の小さいメンバーの意見を聞き、尊重する
他のフレームワークと同様、言われてみると当たり前のことだが、チームの活動を分析するフレームワークとしては非常に有益だ。仕事でもプライベートでもチームワークが必要となる際に、チェックリスト的に用いると、重大な漏れを防ぐことができるように思う。